つめ物・かぶせ物の種類(自由診療含む比較)

見た目・耐久性・費用、どれを重視しますか?

虫歯や根管治療後などで歯を補う際には、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を装着します。
その素材には、保険適用のものから自由診療のものまでさまざまな種類があり、それぞれに見た目・耐久性・費用の違いがあります。
当院では患者さまのご希望・ライフスタイル・ご予算に合わせた選択肢をご案内しています。

つめ物・かぶせ物の種類と特徴

種類 素材 見た目 耐久性 保険適用
銀歯(金銀パラジウム合金) 金属 ×(銀色で目立つ) ◎(強度は高い)
硬質レジン前装冠 プラスチック+金属 △(変色しやすい) ◯(前歯のみ)
CAD/CAM冠 樹脂系材料 ◯(白い被せ物) △(摩耗しやすい) ◯(条件あり)
セラミックインレー/クラウン セラミック ◎(天然歯のような美しさ) ◎(摩耗・変色に強い) ×(自由診療)
ジルコニアクラウン ジルコニア ◎(白く自然) ◎(非常に硬く割れにくい) ×(自由診療)
メタルボンド 金属+セラミック ◯(見える部分は白い) ◎(強度と見た目の両立) ×(自由診療)
ダイレクトボンディング レジン・コンポジット ◯(自然な仕上がり) △(範囲・部位により限界あり) ×(自由診療)

自由診療のメリット・デメリット

● メリット

  • 見た目が自然で審美性に優れる
  • 変色や摩耗に強く、長持ちする
  • 金属アレルギーの心配がない

● デメリット

  • 保険が適用されず、費用負担が大きくなる
  • 症例によっては適応外となる場合がある

選び方のポイントは「優先順位」

見た目を優先するのか、強度や長持ちを優先するのか、ご予算とのバランスも含めてご相談いただけます。
「どれが一番良いか」ではなく、「あなたに合った選択」が大切です。
当院では、それぞれの素材の特徴を丁寧にご説明し、納得いただいてから治療を進めています。

まずは保険診療での対応からでもOK

「いきなり高額な治療は不安…」という方には、まず保険診療内での選択肢をご案内いたします。
その上で、見た目や機能に対するご希望があれば、自由診療についても丁寧にご説明させていただきます。

見た目・機能性を重視した補綴治療もご相談ください

当院では、詰め物・かぶせ物によって「噛める」「話せる」「笑える」をサポートすることを大切にしています。
素材選びでお悩みの方も、お気軽にご相談ください。患者さま一人ひとりに最適なご提案をいたします。