歯石除去について

歯石はむし歯・歯周病の温床

歯石とは、歯に付着したプラーク(歯垢)が唾液中のカルシウムやリン酸と結合して石灰化したものです。
一度歯石になると、歯ブラシでは落とすことができず、歯科医院での専門的な除去が必要になります。
歯石は細菌の温床となり、むし歯や歯周病を引き起こす大きなリスクとなります。

歯石を放置するとどうなる?

歯石を放置することで次のような問題が起こります。

  • 歯ぐきが腫れて出血しやすくなる
  • 歯周ポケットが深くなり歯周病が進行する
  • 口臭の原因となる
  • 歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失うリスクが高まる

歯石除去の方法

当院(大阪市生野区南巽)では、症状や歯石の付着状態に応じて以下の方法で歯石を除去します。

  • スケーリング:超音波スケーラーや手用スケーラーで歯石を除去
  • ルートプレーニング:歯周ポケットの奥深くにある歯石を取り除き、歯根面を滑らかに整える
  • PMTCとの併用:歯石除去後にバイオフィルムや着色も同時にクリーニング

歯石除去の流れ

  1. お口の中の状態確認(歯周検査)
  2. 超音波スケーラーで大きな歯石を除去
  3. 必要に応じて手用スケーラーで細かい部分を仕上げ
  4. 歯ぐきの奥深くの歯石はルートプレーニングで除去
  5. 仕上げ研磨・フッ素塗布で再付着を防止

定期的な除去が大切

歯石は一度除去しても、数か月で再び付着します。
そのため、定期検診クリーニングと合わせて、3〜6か月ごとに除去することが推奨されています。

よくあるご質問

Q. 歯石を取ると歯がしみることはありますか?
A. 一時的に知覚過敏が出る場合がありますが、多くは数日で治まります。
Q. 保険は適用されますか?
A. 歯石除去(スケーリング)は歯周基本治療として保険適用です。
Q. 自宅で歯石を取ることはできますか?
A. 市販の器具では歯や歯ぐきを傷つけるリスクがあり、歯科医院での除去をおすすめします。

関連ページ

まとめ:歯石除去で歯と歯ぐきを守る

歯石は自然に取れることはなく、放置すると歯周病や口臭を悪化させる原因となります。
定期的な歯石除去は、歯を長く守るための第一歩です。
生野区・南巽で歯石が気になる方は、ぜひ当院へご相談ください。
プロフェッショナルケアで健康な口腔環境をサポートいたします。